ADHDの彼を雇用してみて

やっぱり忙しい時とかはイラッとしてしまいすよね。

自分の場合はADHDという病気の彼を雇用してみて、色々考え方が変わった部分もあります。

彼の心の叫びを聞くことができたのが大きかったです。

これを普通に聞くと甘えるなとか、仕事を舐めてるとか大半の人がクレームや指導を得意げにしようとしてくる人がいますが、こういう人達のせいで公表しにくくなったりしているのも事実として受け入れて欲しいと思います。

実際に出たクレーム

これが病院とかが載せているものに書いてない症状と思います。

顔がふざけている

これは興味のあるものに対しての行動が抑えられなくて何をしているんだろうと思って見つめてしまう事が原因だと彼はいいます。

あとは特有の顔つきみたいな物があるみたいで、どこかしら共通して似てる顔になってくるらしいです！

ウロウロして目障り

これも興味のあるものに対して気になると落ち着かなくなると彼は言ってます。

いつも同じ時間に同じ事をしている

これは仕事を忘れないためと怒られないためにやってしまうと言っています。

どんなに急ぎの事があってもルーティンは乱したらダメだ！と思ってるみたいです。

何度も怒られていくうちに、どんどん卑屈になっていくのがわかると言っていました。

どうせ俺なんか

どうせ何をしても怒られる

そういう事ばかり気にして、仕事も集中ができなくなり最終的に辞めてしまう

全員がそうでは無いとしても、こう思ってる人はかなり多いはず！と言われました。

それでも人が苦しいとか辛いとか思いながら働いている時に仕事を辞めて遊んで暮らしていた彼。

開き直ってしまったらしい。

最後に辞めると言いだした時に、治療のための病院も行かなかったらしい。

人が受験、バイト、就職って時にパチンコで生活をしてた彼はどれも選ばなかった。

ツケが回ってきたと思って必死に頑張ってそれでもダメならまた次考えようと、何度も話をしました。

その甲斐あって彼は月に50万を手取りで貰うほどまできた。

7年育ててきて、独り立ちしてくれた時に初めて自分も店をやってて良かったと思う事ができた。

そこでいくつかポイントを理解すれば、なんとかなると思います。

怒っても理解するまでに時間がかかるので、わかりやすく何かに例えてやれば、大丈夫でした。

注意しても、こっちが真剣とかどうかは大して気にしてない。

納得して理解した後は、余裕でこなせる。

固定観念が強いので、先ずはそれをゆっくり壊してやる事が大事。

1番大事な事ですが、仕事を理解できない事は本人が1番傷ついている。

この事を雇用した側が頭に入れておくだけで、とても働きやすい環境を提供してあげる事が出来ると思います。

同じ要領で、外国人の留学生にも全然通じます。

お国柄のマナーだったり、時間だったりにルーズなとこがありますがゆっくりと説明して、理解させてあげれば、かなり化けたりします。

日本人はこんな事されたら喜ぶんだ！って理解をしてからの動きは長く勤めている従業員さえも目が届かないとこまで見えてたりします。

話はそれましたが、自分が経験した事でADHDの人達が少しでも働きやすい居場所が増える事を期待したいです。